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【LEAP OVER】 |STAEN #注目のアクセラプログラム No.3-2


2021年10月25日、MURC*アクセラレータLEAP OVER第5期が公開された。
LEAP OVERは、社会の最適化とクリエイティビティの最大化に向けて自ら従前のThink-TankからAct-Tankへと変革を進めるチームである。その活動の1つがこのアクセラレータプログラムである。毎年、熱意のあるスタートアップが数多く参加し、自治体や大企業との切磋琢磨により成長を遂げている。プログラム終了後もそのつながりが消えることなく、資金調達につながる事例も出ており、スタートアップにとって大きな成長機会となっている。
LEAP OVERは、熱心なパートナー企業や多数の協力自治体が参画している点が特徴だ。ここでは、LEAP OVERプログラムの概要や参加メリット等を紹介する。

*三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、以下MURC

 

LEAP OVERとは?スタートアップと大企業、自治体3者の共創の場を提供

第5期MURCアクセラレーター LEAP OVER 詳細

LEAP OVERは持続可能な地域社会の実現に向けて、スタートアップと大企業、自治体の3者による共創の場を提供するイノベーション・プラットフォームである。ゴール形成・認識共有のための勉強会や事業成長に向けた最初の一歩となるPoC機会の提供、オープンイノベーション関連の情報発信を行っている。

そして、今年もMURCアクセラレータLEAP OVERが開催されることになった。MURCアクセラレータLEAP OVERは、持続可能な地域社会の実現に向けパートナー企業と自治体の協力を得ながら、IoT・AI・ロボティクスといった先端技術を有するスタートアップの成長にコミットする約4か月間のPoC型プログラムである。PoCの実施に当たっては、多種多様なパートナー企業・協力自治体が業界知識、開発資金の一部や実証フィールド等を提供しており、スタートアップが大企業・地域の中核企業と事業提携するための契機となっている。

第5期は、「グリーンテック」、「既存産業DX」、「ライフ・ワーク改革」の3つのテーマで「SDGs達成と事業成長を目指すスタートアップ企業」を募集している。

パートナー企業について
第5期では、三菱電機株式会社、株式会社ウェストホールディングス、三谷産業株式会社(ケミカル事業部)の3社に協力をいただいている

協力自治体について
実証フィールドの提供者として参画いただいている協力自治体は16に上る。自治体の中でもスタートアップ支援など独自の取り組みもされている熱意ある自治体職員の方々である。

LEAP OVERの魅力、参加メリット

1.自前では調達しにくいリソースを確保

専門家からメンタリングや教育プログラムを受けることで、足りていない知見を補い、ビジネスをさらに高度化させることに繋がる。また、大企業や自治体、VCとのネットワークが構築できる。

2.実証フィールド提供型プログラムで成果にコミット

パートナー企業や協力自治体との実証実験(PoC)機会を得ることができ、社会に必要とされるビジネスを構築することができる。PoCに取り組むことで、短期間で小さな実績・事例を積み上げ、成果として対外へ発信できる。

3.コンサルタント・研究員が伴走する安心感

MURCのコンサルタント・研究員がファシリテーターとして参画し、パートナー企業・協力自治体とのコミュニケーションのサポートを行う。またプログラム終了後も、コンサルタント・研究員がパートナーとして協業を検討する。

4.イノベーション・プラットフォームのスケール感

スタートアップ・企業・自治体が協創していくイノベーション・プラットフォームへの参画により、「持続可能な地域社会を実現」し、かつグローバルに拡大し得るビジネスを創出することができる。

LEAP OVERインタビュー記事のご紹介

LEAP OVERインタビュー記事
LEAP OVERインタビュー・対談記事  MUFGホームページ(外部サイト)

LEAP OVER事業統括 杉原美智子氏、同じく事務局長 尾仲啓祐氏へのインタビュー・対談記事がMUFGのホームページに掲載された。
この記事では、PoC(Proof of Concept:概念実証)の成果に重点を置いたLEAP OVERの取り組みなど、両氏が語っている。

LEAP OVER過去採択企業の紹介

株式会社Acompany

株式会社Acompanyの秘密計算分野は黎明期にあり、先例や知見が十分でなく、実証を重ねていくことが必要であった。
そのため、PoC型アクセラレータ「LEAP OVER*」の第4期採択企業に選定された際には、クラウドサーバシステムを持つ三谷産業株式会社と実証実験を行った。これにより複数病院の持つ医療データのプライバシーを保護したまま、医療データの分析が実用レベルで実行可能であることが証明された。尚、非常に高度なプライバシー保護が求められる医療データの共有に成功したことから、プライバシー保護が求められる他の様々な分野における当社秘密計算エンジンの活用可能性についても自信を深めることができた。

Radar Lab株式会社

Radar Lab ロゴ
Rader Lab株式会社は、街中にあふれる様々な問題をコミュニティを通じて解決していくサービスを目指している。昨年の第四期LEAP OVERに参加した際には、位置情報ベースセーフコミュニティ「Rader‘z」を事業概要として設定し、プログラムの協力自治体である北九州市や滝沢市と実証実験を行った。北九州市はRadar‘zの実証期間中に、市の所有物の損壊がRadar’z経由で1件報告、確認されたことにより、早急に対応することができ、事業の成功事例を確認することが出来た。

Rader Lab株式会社の紹介記事はこちら

LEAP OVERへエントリーするには

【エントリー受付中:2021年12月23日(木)まで】
※下記リンクからエントリーページ内の応募要項をご確認のうえ、エントリーください
※エントリーには、STAENの登録が必要です(登録無料)
スタートアップ支援プラットフォーム「エントリーをスマートに”STAEN”」

 

主催

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

運営協力

株式会社三菱UFJ銀行
三菱UFJキャピタル株式会社

地域パートナー

エスイノベーション株式会社
一般社団法人StartupGoGo

サポーターズ

Scheeme株式会社
Plug and Play Japan株式会社